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排水溝の陥没・破損を防ぐために
排水溝は老朽化による陥没や破損によりリニューアルに迫られるケースが多く、また同時に外部からの鼠族侵入防止への対策不足の改善を含めたデザインプランの対応が求められます。
まず、よくある陥没・破損の原因は、コンクリート製のU字型の溝やコンクリート製の桝のジョイント部への、使用水の浸入です。
改善する場合は、水の浸透を長期に渡って防げる勾配やジョイント処理を施すこと、前述の床材との並行した計画を行い取り合い部の隙間が開かないように努めることがポイントとなります。
■ コスト重視か耐久性・機能性重視か
排水溝や桝の設置に対しては、多くのノウハウがあり現場の水の使用状況にマッチした仕様を採用することが、コスト面で利口となったり、結果として長期に渡り綺麗な状態が保てることとなります。
コストを重視するならば、コンクリート製U字溝に塗り床材を塗布する樹脂材での保護が効果的です。継ぎ目などからの水の浸水を抑えた仕様で廉価にできます。
耐久性や機能性を考慮するならば、HACCP対応の溝・桝を設置することをお薦めします。細部にわたり外部からの侵入物への対応や清掃のしやすさに検討が行われており、高価ではありますが長期的な視点で考えてFRP製やSUS製の桝を使用することにより、価格に見合ったリニューアルが実施できると考えます。
《建築豆知識》
排水溝や桝はエリア内の端か中央のどちらに設ける方が良いか、という選択の場面があった場合は次のような視点から考えて計画を検討する方法もあります。
建築施工の品質管理という視点で考えると、現在床の仕上げとしてスタンダードとなっているカラー塗り床ですと、樹脂にて下地勾配をとりますが、下地の厚塗りは早期の捲れの原因となることから考えるとその厚みは30ミリ程度までとすることが良いと考えられます。
床勾配を2/100(床のデザイン計画にて次の要件がありました。
床勾配(1.5〜2.0/100)を有するとともに、排水溝を設けて、排水が容易に行える構造であること)とするならば塗り厚から考えると30/1500(距離1500ミリで30ミリ下がりの勾配)となります。桝・排水溝の中間点を頂点になるように床勾配をとるならば、桝・溝は3000ミリ(3メートル)以内の間隔で配置されている必要があることとなります。
また壁と桝・溝の間隔も1500ミリ(1.5メートル)以内で配置されるような計画とする事となります。
≫バリア施設
≫建具
≫床
≫壁
≫天井
≫排水
≫設備
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床と溝の取り合い部から水が浸透し、排水溝が陥没 |
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コンクリートで溝を設置し塗り床材で表面を仕上げ水の浸透対策
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コストはかかるがステンレス製の溝や桝は耐久性や外部からの虫・ネズミの侵入防止対策は万全 |
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