動線とは、あるスペースに何かものが入ることによって計画が要求されるものです。何も入るものがなければ当然動線計画など行う必要がありません。工場施設にも人や物が入り製品や廃棄物が出て行くのですから必要な計画となります。何が入り、何が出て行くのかを動線計画にあたり、まず整理しておくことは必要な作業となります。
■ ルールを噛み砕いて再確認
動線を計画にする際は、ルールを噛み砕いて計画にまとめて行かなければなりません。
例えば人と物に関しては足元に注目するという方法があります。人なら靴、物なら運搬台車の車輪を管理ポイントとして計画するのです。
この方法で動線のルールを再度確認すると、
「原材料、包材、廃棄物などの物の動線と、従業員の動線を分ける」
⇒人が歩く廊下には、汚染物を運ぶ台車は通らない。
「従業員の作業範囲は作業区域内に限定する」
⇒持ち場以外の作業区域へは直接入れない、台車を押して入れない
のような動線を計画する必要があることがわかります。
■ 別の視点からの動線再確認
また、ゾーニングされた図面に物の動きに合わせた線を描くスタンダードな動線の確認方法があります。
この方法で動線のルールを再度確認すると、
「物の動線は、工程の流れに応じて一方通行になるようにする」
「汚染物と非汚染物の動線は交差させない」
「清潔な物の動線に汚染作業をする人の動線が交わらないようにする」
となります。そしてこのルールを守るならば、線は一筆書きで描けなければならないし、線はクロスしたりしてはいけないことになります。

人の動線計画をまとめる際に注意しておきたいのは、衛生面からの検討とともに、災害時の避難経路への配慮を盛り込んでおく必要があねということです。上記図に点線の矢印がありますが、これは避難経路の意味合いを表しています。施設規模や作業人数によりますが、2方向への避難という考えは特に幾重にも間仕切りで仕切られた製造施設では必要と考えられます。
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