建具

構造の要件

  • 製造施設に窓を有する場合は地上から90cm以上離れた構造であること。
    昆虫・塵埃が侵入しないように窓枠が密着する構造であること。
    窓には防虫ネットが備えられていること。
  • 網戸のメッシュは家庭用の16メッシュではチョウバエなどの微小昆虫が通過しますので、20メッシュ(できれば32メッシュ)以上の網目とする。
  • 窓枠の下部は、埃の集積を避けるため、上部は45度以下の角度を有することが望ましい。
  • 窓のでっぱりなど塵埃のたまる箇所は可能な限り排除すること。

実践Plan

建具の材質とホコリ対策

扉、シャッター、シートシャッター、窓などが主な建具となります。
Codexに「ドアの開閉はスムーズで表面は非吸収性であり、清掃が容易で必要な箇所では消毒できなければならない」と記されていることから、材質として木質材は不適と考えられます。
鉄、アルミ、ステンレスなどの材質を選択することとなります。耐久性や錆等を使用環境に合わせて検討しましょう。

また、「窓は清掃が容易で、埃の堆積が最小限になるような構造」であること。ここに記されている 「清掃が容易」という要件は、先ほどのアルミやステンレスという材質を選択しているならば清掃は容易であると考えられます。注意しなさいとしているのは、枠に堆積する埃への対策です。

すなわち、凹凸な部分を極力排除された構造の建具とするか、後でフラットな枠に斜め材を取り付けるなどの工夫を実施しなさいとしているのです。扉の枠の上に埃の堆積が見受けられるなら、三角型の見切り材が建材店で安価に手に入れられますので、まずは埃対策として自社で取り組まれることをお薦めします。


汚染度区が異なるエリアがスリットカーテンだけの仕切りでは交差汚染の危険性があります


人と物の出入りには耐久性を考えた建具を取り付け、動線を整備しましょう

建築豆知識

動線計画においては、汚染区から非汚染区へとワンウェイの移動計画が望まれますが、避難経路の問題などから、汚染区と非汚染区が接する間仕切りに開口を設置せざるをえない場合があります。
このような場合の開口には密閉できる扉を設置し、開き勝手が非汚染区から汚染区に向かって開くようにし、汚染区方向からは入れない取手の工夫等を考えワンウェイの確保と避難経路の確保を併せた計画をすることが必要となります。

また建具の材質を選択する場合に、鉄製は重いし錆びるし使いたくないなという箇所があったとしても、防火対策上設置しなければならないケースもありますので専門家との打ち合わせ時に確認することにしましょう。

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