工場内での汚染の要因としては大きく「人」「物」「空気」の3つがあります。
人の就労・作業の歩行経路と原材料・製品の運搬経路、そして空調機による空気の流れの交わりによって生じる汚染です。
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動線とは人や物等の移動する道筋をいい、無駄な動きを少なく、作業性が良いように計画していきますが、食品工場では製品への汚染防止という視点を加えた計画が要求されます。
工場内での汚染の要因としては大きく「人」「物」「空気」の3つがあります。
人の就労・作業の歩行経路と原材料・製品の運搬経路、そして空調機による空気の流れの交わりによって生じる汚染です。
作業区域を自由にバラバラに行きつ戻りつの動きを行っていたならば、先の作業区域の区分(ゾーニング)は無意味なものとなってしまい設定基準をクリアーすることは困難となります。そうならないためにも、「人」「物」「空気」の工場内での動きには、ルールを決めておくことが汚染を防止するために要求されます。
そのルールづくりが食品工場における動線計画であるといえます。
・原材料、包材、廃棄物などの物の動線と、従業員の動線を分ける。
・物の動線は、工程の流れに応じて一方通行になるようにする。
・汚染物と非汚染物の動線は交差させない。
・従業員の作業範囲は作業区域内に限定する。
・作業者は各作業区域に直接到達できるようにする。
・清潔な物の動線に汚染作業をする人の動線が交わらないようにする。
・加熱品と未加熱品の物を交差させない。
・空気の圧力は清潔区を高くし汚染区からの逆流を防ぐ。
動線とは、あるスペースに何かものが入ることによって計画が要求されるものです。何も入るものがなければ当然動線計画など行う必要がありません。工場施設にも人や物が入り製品や廃棄物が出て行くのですから必要な計画となります。何が入り、何が出て行くのかを動線計画にあたり、まず整理しておくことは必要な作業となります。
動線を計画にする際は、ルールを噛み砕いて計画にまとめて行かなければなりません。 例えば人と物に関しては足元に注目するという方法があります。人なら靴、物なら運搬台車の車輪を管理ポイントとして計画するのです。
この方法で動線のルールを再度確認すると、
のような動線を計画する必要があることがわかります。
また、ゾーニングされた図面に物の動きに合わせた線を描くスタンダードな動線の確認方法があります。
この方法で動線のルールを再度確認すると、
となります。そしてこのルールを守るならば、線は一筆書きで描けなければならないし、線はクロスしたりしてはいけないことになります。

人の動線計画をまとめる際に注意しておきたいのは、衛生面からの検討とともに、災害時の避難経路への配慮を盛り込んでおく必要があるということです。上記図に点線の矢印がありますが、これは避難経路の意味合いを表しています。施設規模や作業人数によりますが、2方向への避難という考えは特に幾重にも間仕切りで仕切られた製造施設では必要と考えられます。