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現場に出て施設を診断していくと、あれもこれもと目に付く所が多くても結局「何処から何から手を付ければいいのか分からなくなった」という経験はありませんか。いや「今そこのところで行き詰っているんだ」という方もおられるのではないでしょうか。
そんな方にお聞きしましょう。
「診断法やツールをご存知ですか?」
勿論と、一般的衛生管理基準チェックシートを利用した診断法をお答えになるのではありませんか?
だめですね。それでは行き詰まられても仕方がありません。このチェックシートを用いた診断は、これから施設整備を実施する方のための手法ではありませんし、ツールでもありません。
なぜか 2つの理由があります。
1つは、このチェックシートは整備が完了した施設にその整備に抜けなどが無いかを摘出するツールとして使われるものであり、整備不十分な施設に欠けている構造要件を洗い出し 是正する手がかりを与えるためのものではないからです。
もう1つは、このチェックシートで診断を行っても、現状の施設に衛生面で欠けている致命的な不適合があったとしても見落とされがちになるからです。どういう事かというと、
「そ族昆虫の侵入を防止するための設備があるか」というチェックに対して、
「捕虫器が無い→×」
「外部入り口にスリットカーテンが吊るされている→○」
といった、物のあるなしの○×判定となってしまわれ、施設整備に不可欠なゾーニングや動線の不適合摘出などのトータルプランには至らないということです。
ですからいつも現状調査、問題点摘出○×という段階で施設整備はプツリと途切れてしまい、次のステップにつながらなかったのです。たとえ不適合を1つずつ潰す努力をしていても、実のところ自分自身もこれが衛生環境の整備に本当につながっているのかなと疑問と不安にかられるわけです。
これが行き詰まりを感じる原因です。

では、どの様な診断方法があるのでしょうか?
答えは、これから施設を改善整備していこうという施設担当者のための診断方法やツールなど無いというのが現状なのです。
そこで、HACCP99.comでは、施設担当者が現場で使える診断法と、計画がまとまる整理術を、プチ(Principle Check =原則点検)HACCPとしてまとめました。
小規模から大規模な製造施設まで、一般的衛生管理基準てなんだ?という方から施設の要件は概ね理解しているよという方まで、様々な状況に対して柔軟に活用していただける手法としてご紹介できることと考えます。