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つかない

第1原則つかない

「つかない」という視点での診断はゾーニング・動線不備による交差汚染の危害を防ぐことができる施設を目指すために実施します。

交差汚染・・・汚染度の低い物が、汚染度の高い物と交差して汚染されることを言い、次のような場合に発生しやすくなっています。

  • 加工度の低い原材料と熱処理などがされた加工製品との交差
  • 汚染度別の作業区域の往来による交差
  • 衛生的な工程と非衛生的な工程との交差
  • 汚染度の高い物の保管と低い物との保管による交差

第1原則の診断を通しては、付着の可能性が危惧される上記の様な交差がない「つかない」施設環境を整備していくことになります。
ゾーニング不備に起因する交差汚染の危険性に対しては明確な区画整備による汚染度別の施設環境を確立し、その環境を侵害する危険性のある人や物の入退室の動きに対しては再構築することとなります。

診断の要点

「つかない」という視点で施設を診断していくには、交差が起こる現場を観察し、製品への汚染という危険性の有る無しの確認という手順を踏んだ後、交差汚染を招く施設環境に起因する不備を摘出することになります。勿論製造ラインに交差が有ったとしても汚染という製品への危険がなければ不適合として摘出されません。

また交差には、「交わること。二本以上の線状のものが、一点で重なること。筋交いになること。」という意味があるため、クロスしている所を探しがちですが、食品工場での交差汚染の摘出には汚染度の異なる物の接触が含まれている事を見落とさないようにしなくてはなりません。

診断作業

「つかない」診断は、4つの作業を実施します。

作業1 人・物の動線の不備によって引き起こされる病原菌などとの接触の交差による汚染の危険を洗い出す作業。

清潔である環境に外部からの汚染された何がしらによってもたらされる病原菌等により汚染という危険が発生します。その汚染された外部要素としては、人・物があります。それら汚染度の低い物が汚染度の高い物に接触する危険性を洗い出します。

作業2 製造工程の動線の不備によって引き起こされる汚染度の異なる領域の交差による汚染の危険を洗い出す作業。

加熱という微生物の汚染・拡散を防止する処置を行った製品を、選別工程の従業員が取り扱うことは汚染の危険性があります。原則異なる汚染度での作業区の混在や作業動線の交差する危険性を洗い出します。

作業3 ゾーニングの不備によって引き起こされる汚染度が異なる保管の交差による汚染の危険を洗い出す作業。

製品の保管と原材料や包装資材の同一場所での保管等は清潔度の高いものへと汚染物が付着汚染する危険性が発生します。汚染度が異なる物の同一保管による汚染物の付着による危険性を洗い出します。

作業4 ゾーニングの不備によって引き起こされる清浄度が異なる空気の交差による汚染の危険を洗い出す作業。

施設内は非汚染区から汚染区へと空気の流れが作られていなければ、病原菌の浮遊による汚染という危険が発生します。空気管理の不備による交差の危険性を洗い出します。

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